Reincarnation

ため息。そして、不安。そして諦め。

今日は少し重たい話かもしれないが、読んでほしい。
そして、是非コメントもしずらいかもしれないけど、してくれるとうれしい。別に強制ではないので、ただ、交流したいだけかもしれない。

ほんとは寝るはずだった。でもとある文を読んで寝れなくなってしまった。


先日、最終面接を受けた。
まだ結果は来ていない。
しかし、衝撃的な文を目にしてしまった。
みんなの就職活動日記」には既にサウンドの内定者に電話で連絡が来ていると言う。しかも二人。
その文を読んだとき僕は動揺した。
そしてショックだった。

落ちた人にも連絡は行くらしい。(他の職種だけど)

まだ落ちたと決ったわけではない。
しかし、この文から読み取れる、今の自分の立場。
それは限りなく不合格に近い今。

ただ、全ての希望を捨てたわけではない。
僕の受けた日はサウンド志望は3人だったらしい。
しかし、前日にも面接があったそうだ(3人以上だろう)
まだ一週間は経過していない。
前日組の内定連絡は面接の2日後に来たらしい。
そして、サウンド部門を今年から初採用すること(要するに2人以上採用する)
そして、後期の採用にはサウンドは無い事。

しかし、僕にはまだ連絡は来ていない。

ツライ。
もう、死刑宣告される事が判っている裁判を受けているようだ。
この半殺し状態は本当にツライ。

そして悔しい。
いまだ嘗て、これほどまでに悔しい思いをしただろうか。
好きな女の子にふられた。
なかなか見極めがもらえない運転免許。
テストでのアレ。

まだ結果はわかっていないと言っても、落ちることが判りきっている今。
泣きたい。でも大人になったせいか、何故か自然と涙が出ない。
泣いて、叫んで、喚きたい。

最終面接で落ちる(まだわからんけど)事がこれほどまでに、悔しくて、ツライとは思わんなかった。
もう少しで手が届きそうなのに、また谷底まで落ちる瞬間。


実は以前も言ったが、既に内定は出ている。
名古屋のプログラマ・SE。
何となく受けて受かってしまった。
けして悪い会社ではない。(らしい)
でも、僕はゲームの仕事に着きたかったから、就職活動を続けた。

内定がまだない人から言わせれば、贅沢な悩みなのかもしれない。
大学院も考えていないことはない。
でも、このまま院に行っても特にやりたい事はないだろう。
そして、思い知った今回のサウンドの壁。
きっと2年後再挑戦しても結果は同じなのかもしれない。

この半年間、とにかく頑張った。
何度も東京・大阪に行き、説明会を受け、作品を出し、面接を受けた。
しかし、ゲームのサウンドの壁は厚く高かった。

幾度となく、作品選考での不採用の嵐。
作品が通っても面接で落ちる日々。

そして、いつしかたどり着いた、今回の最終面接。
それだけに、きっと2,3日後に届くであろう不採用通知が今までの不採用通知の何倍も重くそして、痛い。


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僕は何故ゲームの仕事にこだわったのだろう。

昔からの憧れであった。
漠然とオタクに目覚めた頃から、そう言う仕事に関わりたいと思った。
そして、自分の一番好きなサウンドの仕事。

誰もが好きな仕事ができるほどこの世の中は甘くない事を思い知った半年。
一緒にゲーム業界を目指した、友人達。
見事内定をもらう事が出来た者もいれば、諦めた者もいた。

ただ、僕は思った。
このゲームサウンドの就職活動をして思ったこと。
それはきっとサウンド内定が出た人を、恨めしい気持ちになる事はないだろう。
純粋に、「この難関をクリアした凄い奴らだ・・・」と感心し尊敬するだろう。

漠然と憧れた東京。
夢と希望が詰まった街。
そして、多くの仲間達。
東京に幾たび憧れは強くなった。



僕は真剣に今出ている内定先の事を考えた。
名古屋でプログラマ・SE。
仕事内容はゲームとは無関係。
給料は普通。
福利厚生もある。

僕は同人がやりたい。
時間を縫って同人。

名古屋には親も友人もいる。
住み慣れた街。

そんな生活が続くのも悪くない。


今日も名古屋で説明会。
でもあんまり行く気がないんだ。そこの会社ゲーム関係なんだけど。福岡だし。


サウンドがあまりに厳しいのでプランナーでも活動した。
友人に意見をもらい完成させて企画書。

面接に行った。
僕は面接で思った。
本当に僕はプランナーとして、やっていけるのかと。
それは、面接の答えがなかなかしっかり答えられなかった。
その面接は不採用だった。


僕は思った。
名古屋でゲームとは関係ないプログラマ・SEをやりながら、
同人で音楽。
休日は友人と遊び、たまに東京に遠征。
ネットでは同人仲間と過ごし、
そのうち、恋人が出来、結婚し、子供も生まれる。
名古屋に住みながら今の仕事。
親も歳を取り面倒を僕が見るようになる。


この世の中、みんなどう言う気持ちで生きているのだろう。


でもまだ、諦めたわけじゃないんだ。
転職も考えていないことはない。
でも、もうそろそろ疲れた。


全ては土日が空け次第。

この文章を書いていて、出なかった涙が自然と流れて来た。


きっとリアルで合えば、僕は笑顔でまた話しているだろう。